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​伝統工芸品

■絞張馬
 羽茂大崎の絞張集落には正月に「ハリキリ」といわれる注連縄を集落の入り口に張る風習があります。特徴的なのは藁で作った馬と足半ゾウリが下げられることであり、三重・滋賀・奈良の注連縄を使った風習とは違いがみられます。この注連縄は道仕切りの慣行の名残であり、魔除けの他に軍馬の放牧地であることを示したとい言われています。そして、この「ハラキリ」に下げられている馬こそが絞張馬です。絞張馬は羽茂大崎でしか見られない工芸品で、羽茂大崎の絞張地区で絞張馬を作っているのはここ1軒だけになってしまいました。蝦名さんのおばあちゃまが一つ一つ手作りしています。絞張馬に使う藁も作り手自身で栽培・収穫していて、その精巧さは藁でできているとは思えないほどです。

羽茂大崎で代々伝わる伝統工芸品

​大崎の職人が手間暇かけた作品の数々

​同じものは一つとしてありません

■土人形

 佐渡では明治から戦前にかけて土人形が各家庭で子供のおもちゃ、もしくは縁起がいい置物として親しまれてきました。しかし、時代の流れと共に土人形の製作者はほとんど姿を消し、今に至っています。しかし、羽茂大崎にある大滝楽舎の葛原氏によって昔ながらの土人形が今も製作されています。葛原氏の作る土人形は佐渡で昭和7年(1932)まで製造されていた八幡人形を元にしており、製作当初は5種類ほどだった土人形も、今では縁起物から佐渡の風土を現したユニークなものまで、60種類以上におよびます。すべて手描きのため、ひとつひとつ違った表情をしています。大滝楽舎及びちょぼくり、大崎そばの会で購入が可能です。

​詳しくはコチラ → 大滝楽舎

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※1、※2...Photo: 「佐渡もん」http://www.sadomon.com/SHOP/60280/60281/list.html

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